マインドアップWEBセミナー【講座7】

By | 2014年9月10日

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StepⅣでは「チームで更なる生産性を高めるために必要なもの」を理解してもらうために、円滑な人間関係があってこそ個々の力は活かされる、そのために意識しておくべきコミュニケーション術についてをお伝えします。

講座7.人間関係を円滑にするコミュニケーション技法

テーマ49 組織で機能するための必要条件は「自己肯定」と「他者肯定」の力

十人十色十人十色と言うように、人が集まれば一人ひとり、全く違う性格や価値観などがあるものだと、つくづく思うものです。そんな集団がひとつの目的に向かって力を合わせている所が会社組織なのです。その中で一日の1/3の時間身を置いて何十年も働くということは、自分本意の考え方では務まるはずがありません。講座7は人間関係をいかに円滑にするか、と言うことなのですが、本セミナーの中ではとても重要な部分になります。
「自分を導けない者に他者を導くことはできない」=「自分を信頼できない者は他者から信頼されることはない」、まずはここから理解していただきたいと思います。
人間関係に悩む人の多くは自己肯定ができていないことが多く、そのような人は自分とは考え方の違う他者を理解しようという意識も低いという傾向があります。会社を退職する人の理由の実に6割はこの人間関係に起因していると言います。もし、少しでも職場での人間関係にストレスを感じたら、まずは自分の内面と向き合い、自己否定(どうせ自分はダメな人間だ、何をやってもうまく行かない)をしていないか、よく考えてみてください。

【3POINTS】
catch056・コミュニケーションを学ぶ前に、自分の内面と向き合い、「自己肯定」が出来ているかを考える
・人間関係を円滑にしたいなら、まずは自己否定の癖を直し、自分との約束を守るところから始める
・自分も含めて、誰しも良い面と悪い面があり、全てそれを容認することが「他者肯定」にもつながる

 

テーマ50 傾聴技法の3原則を身に付ければ人間関係が円滑になる

自分を認めることが出来れば、他者も受け入れることが出来る準備が整った状態だといえます。
img04人間関係をより円滑にするための秘訣は「まずは相手を理解する、その後で自分が理解される」と言う考え方、コミュニケーション能力を伸ばしたいのならこれが大前提となります。そして、その考え方をしっかりと理解して、次はテクニックとしての「傾聴技法」を身に付けましょう。
「傾聴」とは相手の話に耳を傾けて“聴く”ということです。良くないコミュニケーションというのは、お互いに相手の話を聴かず、自分の話だけに集中している状態です。ですから、極端に言えば、自分が話をすることに満足感を覚えていて、相手が何を言っているのかは上の空ということなのです。まさにお互いが自分の話に自己満足している訳ですから、相手を理解できるはずもなく、ましてや自分を理解されることもないのです。
他者肯定「他者肯定」は相手の話をよく聴く(傾聴)から始まります。傾聴には「8割聴いて2割話す」という意識が必要であると言います。そして、傾聴技法の3原則(聴き手の態度)として、「受容」「共感」「自己一致」というものがあります。しかし、これらはとても奥深い話となるので、ここでは詳しく取り上げることが出来ませんが、参考までに以下【3POINTS】で紹介します。

【3POINTS】
catch056・「受容」とは、相手を100%受け容れ、「よく聞いてますよ」という態度(視線、相槌など)で聴く
・「共感」とは、相手の心の状態に反応(言葉を繰り返すなど)して、感情レベルで同調すること
・「自己一致」とは、自分の内面に起こる感情を否定も歪曲もせず、ありのまま認めていられること

 

テーマ51 苦手なタイプとの接し方「ア・イ・ス」と、セルフカウンセリングとは

人間関係2職場は“人種のるつぼ“と言わんばかり、実に多種多様な人がいるものです。中にはあなたの苦手なタイプの人も大勢いる訳で、自分の好き嫌いを出し過ぎることを抑えなければ、どれほど転職をしても同じ状態を繰り返すばかりです。仕事は一人ではできません。一人だけで出来ている仕事のように見えても、実際は多くの人の協力があってのことだと理解するべきです。ですから、嫌いだ、苦手だと思っている人にも、いつ何どき、頭を下げて協力をしてもらわないといけなくなるかも知れない、と考えるとそんな人にこそ「他者肯定」が必要です。
アイス特に上司や先輩に対して苦手意識を持ったままでは、良い仕事が出来るはずがありません。そんな相手にこそ「ア・イ・ス」=「ありがとう」「いいですね」「スマイル」=「感謝」「ほめる」「笑顔」を連発することをお奨めしたいと思います。また、それでもこの人は苦手だと感じたら「セルフカウンセリング」をしましょう。それは、原点に立ち返り、なぜこの人と上手く付き合いたいのか、上手く付き合うことが出来ればどんな良いことが待っているのか、そんな未来志向の自問自答(テーマ21など)になるからです。答えは必ずあなたの心の中にありますから、それを見つけるのが「セルフカウンセリング」なのです。

【3POINTS】
catch056・自分で上司を選ぶことはできない、自分で制御できないことに悩まないという割切りが大切
・職場で苦手なタイプと上手く付き合うことの特効薬は、「ア・イ・ス」=「感謝」「ほめる」「笑顔」
・セルフカウンセリング=上手く付き合えばどんな良いことが起きるのか、未来志向の自問自答を

 

テーマ52 下心のない気配りほど、忘れた頃に思いもよらぬ形と量で返ってくる

指をさすあなたは「人を非難すればその非難は3倍になって自分に返ってくる」というようなことを聞いたことはありませんか。この絵、人差し指で「あの人は・・・」と非難していると解釈すると、中指と薬指と小指が自分を指しているということになります。こじつけに聞こえるかも知れませんが、実際、世の中はそのような原理原則があるようです。
気配り逆にこれを良いように解釈すれば、他者への気配りは3倍になって自分のもとに返ってくるということになります。そして、悪意のある非難ほど、下心がない気配りほど、自分に返ってくるものはパワーアップするということも付け加えておきます。
人間関係を円滑にするための日頃の努力、そのひとつが、この「下心がない気配り」だと理解しましょう。下心がないということは見返りを求めないということです。これが実践できればいつの日か、思いもよらぬ形と量で、あなたのもとに返ってきます。(テーマ13)

【3POINTS】
catch056・下心がないことを見極めるポイント=他者への気配りに見返りを期待していないか
・「信頼できるあなた」の噂は知らないうちに、知らないところへ伝わってどんどん増殖している
・「何だか最近仕事が上手く回るようになった」と思えるのは、この効果が出ている証拠かも

 

テーマ53 「報・連・相」の盲点、相手にはなぜ伝わっていないのか

報連相「どうして話が噛み合っていないのか」と感じることは誰にでも経験はありますよね。そして、違和感を覚えながらも話を進める中で、「あっ、その話ですか」という展開で話のつじつまが突然合うということも往々にしてあるものです。だけど、失敗が許されない重要な仕事の中でこんな状態が起これば、とんでもない問題につながるかも知れません。
どうしてこんなことが起こるのかと考えると、それはお互いの話したいことと聞きたいことの目的や主体設定の違いに端を発していることが原因であると言えます。つまり、コミュニケーションの中で、お互いの「5W1H」の意思疎通が不完全であるということでしょう。上司や先輩に「報・連・相」をする際にはこの点を注意してください。また、特に、多忙な上司からの指示を受ける際は、特に気を付けないといけません。それは、先の意思疎通の不完全さが、「こんなこと言わなくても知っているだろう、判っているはずだ」、という意識が働いていることがよくあるからです。お互いに悪意はなく、無意識に起こることだけに怖いですよね。

【3POINTS】
catch056・相手は何の目的で何を知りたがっているのか、それを見極めなければ無駄な会話時間が生ずる
・話の中の「誰が」と「誰に」という主体設定を明確にすることは重要、この認識のズレは致命的
・誰に(Whom)、どれくらいの量(How Many)、いくら(How Much)を加えて、「6W3H」が理想

 

テーマ54 メンターの選び方と、メンターから何をどのようにして学ぶのか

輝いている人「メンター」とは優れた指導者・助言者・恩師など、信頼のおける相談相手のことです。自分が社会で活躍し成功する上において、この人のようになりたい(この人を目標に)と心から思えるような人のことを「心の中のメンター」と言うこともあります。仕事のスピードが求められる現代社会です、ただ闇雲に(目標もなく)頑張れというのでは効率が悪過ぎるので、最近では新入社員に先輩社員をメンター役として付ける企業も増えています。
メンターは一人と決めないで複数人いてもいいし、また、社内にいる必要もありませんので、「〇年後にはこの人のようになりたい」という対象者を決め、自分の成功モデル(目標)としてお手本にしましょう。 そして、メンターとは事あるたびにコミュニケーションをとり、自分との違いを明らかにした上で徹底的にモデリング(自分の中に取り入れる)ことを目指します。(テーマ22)

【3POINTS】
catch056・先輩社員をメンターに付ける企業も増えている、メンターは複数人いた方が学びの機会は増える
・メンター選びのポイントは、「仕事がデキる+誰からも信頼されて人間力のある人」という視点で
・可能な限りメンターと”公私”を共にし、特に考え方「ビジネスマインド」を真似ることが成長の秘訣

 

テーマ55 リーダーシップの本質、人は「愛」に引き寄せられ「力」から遠ざかる

ヒットラーこれは、歴史上の人物の生き様や、その人に対する後世での評価からも理解できることなのですが、「力」で人をコントロールする手法は短期的成果としては出しやすいのだと思います。しかし、長期的に見れば、かなりのリスクが伴う(本質を見極められて人は遠ざかる)ので、このバランス感覚はとても大事なことなのだと言えます。
北風と太陽これに似たようなことを、「北風と太陽」の童話を通して私達は知っています。「手っ取り早く乱暴に物事を片付けてしまおうとするよりも、ゆっくり着実に行なう方が、最終的に大きな効果を得ることができる。」、また、「冷たく厳しい態度で人を動かそうとしても、かえって人は頑なになるが、暖かく優しい言葉や態度で接することによって、初めて人は自分から行動してくれる」という教訓として。
最後の「自分から行動してくれる」こそが、リーダーシップの本質なのでしょう。そのような自発的行為(講座3の「主体変容」)に他者をリードできるかどうかが大切なことだと思います。数年後に持つ部下に「こうなって欲しい」を未来志向でイメージしながら、今、そのイメージを自分が上司から求められているということを忘れないでください。

【3POINTS】
catch056・「力」の実体が”自己中心的な感情”からきているリーダーシップほど、成果の継続期間は短い
・「この人には成功してもらいたい」という愛情が根底にあるリーダーシップには人が集まる
・これは会社組織内の上下関係に限らず、私生活も含めた全ての人間関係構築における原則

 

テーマ56 対話による「知の創造」が組織を活性し、会社全体を元気にする

知の創造講座7では人間関係を円滑にするためにということでお伝えしてきました。詰まる所、あなたが企業人として組織の一員となることによって、職場にはこれからどのような人間関係が出来上がるのか、それはあなた次第かも知れないとても重要なことなのです。
トラブルの多い企業は衰退します。逆に、アイデアが生まれる企業は繁栄します。
ケース1)人間関係が崩れる⇒コミュニケーションが希薄に⇒思いもよらぬトラブルが起こる
ケース2)人間関係が良好に⇒コミュニケーションが活発に⇒次々とアイデアが生まれる
この2つのケースからもお判りのように、あなたはこれから配属される職場において、後者が実現するための起爆剤になることを期待されていると思ってください。「企業は人なり」と言われます。それは企業が社員の人間性(人としての在り方)を問い、中でもコミュニケーション能力を最も重要視している所以でもあるのです。

【3POINTS】
catch056・良好な人間関係が良質の対話を作り、新たなアイデアや重要な意思決定を生む基盤となる
・それは企業が全社的に創出したい風土であり、社員全員がその意識を持たなければ作れない
・競合する同業他社に勝利するための絶対的な戦略は、「知の創造」による「顧客価値の創造」

 

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